2011年02月01日
夕映えの松本 盲目の建築家村山さんを偲ぶ

寒い日が続きますが、皆さん風邪などひいてませんか。
冷える夕方は、綺麗な夕映えの季節です。
松本城のシルエット。

松本市役所も、窓が夕映え。
もう亡くなられましたが、松本市役所、同市旧市民会館をはじめ、広島球場、全国の市町村公共建築を手がけた設計士の村山さんを想いだします。
晩年盲目となりながら、現役の建築家として、かえって鋭くなった音や匂いを踏まえた建築設計をいくつもこなされていました。
村山さんは、晩年、信じることの大切さを語られていました。
普段、何気なく我々は建物の中にいますが、この建物が急に壊れないものだと信じているからこそ、安心して暮らせるのだ、と。信じるに足るものを求めていくことが、大事だよ、と。