2010年12月23日
京都 嵐山
レストラン嵐山の昼食。
渡月橋と嵐山。
嵐山は桜や紅葉の名所。京都市街の西に位置し、平安時代に貴族の別荘地となって以来、京都の代表的な観光地となっています。嵐山の中心部を流れる桂川にかかる渡月橋は嵐山の象徴。渡月橋をはさんで上流が大堰(おおい)川で、下流から桂川です。
托鉢僧。
僧は「三衣一鉢」といって、三種の法衣と托鉢・食器に用いる一個の鉢だけあればよいとされています。出家した僧は質素な姿であるべきだということです。釈尊の教えに従えば、本来は雨季を除いては各地を遊行(ゆぎょう)しなければならないのですが、末法時代に入ると、その修行を厭(いと)い平気で定住を始め、妻帯し、法事で高額な供養をむさぼり、裕福な住居に住み、と出家とはいえない僧侶の堕落が始まりました。経典には、こうした悪侶には供養してはならないことがはっきり記されています。大般涅槃経には「若し優婆塞(うばそく)、是の比丘(びく)の是破戒人なるを知らば、給施し、礼拝し、供養すべからず(中略)若し僧中に於いて破戒の者有らば、袈裟(けさ)を被(き)るの因縁のみを以て、恭敬・礼拝すべからず」とあります。
この托鉢僧は、大丈夫でしょうか。
グッドショット撮れましたか。
今年は特に「嵐」のあたり年でしたね。
甘酒で一休み。
藤原道長が大堰(おおい)川に詩、和歌、管弦の三船を浮かべ風流韻事の催しを行なった際、いずれにも通じた藤原公任は、遅れてやってきて三船のどの船に乗るか迷った際和歌の船に乗り込んで、詠んだ歌。
朝まだきあらしの山のさむければもみぢの錦きぬ人ぞなき
(歌の意:朝も早く嵐山を吹き降ろす風が寒いので、紅葉が散りかかり、錦の衣を着ない人はひとりもいない)
人々は公任の歌を絶賛し、公任自身はのちに、漢詩の舟に乗ってこの歌ほどの漢詩を作れば名声も一層あがったであろうにと口惜しがったといいます。公任は和歌のほかに漢詩・音楽の道にも長じていました。
この逸話を『三船の誉れ(さんせんのほまれ)』または、『三船の才(さんしゅうのさい)』といいます。
官位には恵まれなかったようですが、芸術の才能のある人は文化を後世に残し、時代を超えて輝きますね。
お店のお兄さんがイカを洗っています。
ほう、ここで獲れるんですか。
イカは川にゃおりませんわ。
そうだ、京都、いこう!
という言葉がありましたが、たまには日本らしい良さを味わいに、古都に出かけるのも良いですね。
Posted by ひろかず at 16:28│Comments(0)
│日本探訪