2010年08月06日
豚肉のしょうが焼き 名脇役玉ねぎに注目!
豚肉のしょうが焼き。
カツ丼も玉ねぎが入ると、やる気の栄養分が出て、勝つぞ! という気になるのですが、しょうが焼きにも、玉ねぎが欠かせません。玉ねぎの硫化アリルという成分が肉や魚の臭みを和らげたり、肉を柔らかくします。また、消化液の分泌を助けて食欲を増進させる作用があるのです。玉ねぎを剥く時に涙が出るのは、悲しいからでなく、この硫化アリルの仕業です。
玉ねぎのいいところは、体に入るとビタミンB1に作用して吸収がよく腸内細菌にも冒されることのないB1誘導体を作る「アリシン」を含んでいることです。ですからビタミンB1を多く含む豚肉などと一緒に食べるのがお勧めなのです。
ビタミンB1には糖質を効率よくエネルギーに変える働きがあるため、玉ねぎは強壮食品であるともいえます。
また、余分なB1は体内からすぐに出てしまいますが、ネギ類はB1を破壊されにくい状態にしてくれるのです。やる気は、長持ちさせることが大事ですからね。
玉ねぎに含まれる「サイクロアリイン」が血栓を予防したり溶かしたりする作用があるため、血液をサラサラにして動脈硬化を予防する効果があることも、報告されています。
また、玉ねぎにはケルセチンという、ポリフェノールの一種も主な成分も含まれています。ガンを発生させる変異原性物質の働きを抑える作用、ガンや動脈硬化などの原因となる活性酸素から体を守る強い抗酸化作用、また、しみ、そばかす、皮膚ガンの原因となる紫外線から肌を守る作用も認められています。紫外線の強い夏には、特におすすめですね。
上手に豚のしょうが焼きを作るには、タマネギの一部はすりおろし、漬け汁にまぜて豚肉を漬けます。肉を焼くときは、すり下ろしタマネギもすり下ろしショウガも同じで、すぐに火が通りますが、食べる感触を味わうための切ったたまねぎは、火の通りが遅いので、先に焼きます。
玉ねぎなんか嫌い、、、という方、この名脇役をこの例年にない暑い夏、ぜひ見直してあげてくださいね。
カフェレスト グリーングラス 長野県飯田市上郷黒田475
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Posted by ひろかず at 08:10│Comments(0)
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