2013年06月02日
破砕帯見学ツアー 黒部ダム完成50周年企画
くろよん観光りんどう会事務局長の窪田さんのご案内で、黒部ダム完成50周年企画破砕帯見学ツアーに参加させていただきました。
扇沢駅。
トロリーバスの運転手さん、ご苦労様です。
破砕帯からポンプで運んできたお水は冷たくて美味しいです。
黒部ダム、50歳。
総工費は建設当時の費用で513億円。
今なら、東京スカイツリー20本建設できる金額に相当する大事業でした。
作業員延べ人数は1000万人を超え、
工事期間中の転落やトラック・トロッコなどによる交通事故等による殉職者は171人で、いかにダム建設工事が苦難を極めたかがうかがえます。特に破砕帯から大量の冷水が噴出し、死者が多数出る大変な難工事となったことは映画『黒部の太陽』(主演:三船敏郎、石原裕次郎)において、黒部ダム建設の物語が描かれていて感動をよびました。
前出記事:ドキュメンタリー映画『黒部の太陽』の凄さ
昭和31年関電トンネルを掘削するところ。
昭和33年関電トンネルが貫通しました。
昭和34年5月ダム地点の河床を掘削。
昭和34年9月コンクリート打設。
トンネル内のシアターで建設のドラマを勉強します。
破砕帯は約80m。これを突破するまでに216日。パイロットという水抜きトンネルを掘り、薬剤とコンクリートで固めながら(いわゆるグラウチング)掘り進めるという、当時では最新鋭の技術が導入され、トンネルを貫通しました。
生々しく残る掘ったあと。
このブルーのライトの所が破砕帯です。
50年間、ここを一般の人が歩いて見学することはありませんでした。
今回50周年ということで、特別に限定でツアーが組まれています。
これがパイロット。破砕帯の水が滔々と流れています。
摂氏4度という冷たい水です。
トンネル内は6度で、とても寒いです。
この寒い中を掘っていたんですね、しかも水地獄と戦いながらです。
水をくみ上げるポンプ。
破砕帯記念写真スポット。
黒部の氷筍。
-3℃程度の洞窟の奥深くで数千本の氷のオブジェとなり一面に姿を現すそうです。
厳冬期に岩肌から滴る一滴一滴が、瞬時に凍りつき、長い筍(たけのこ)のように成長することから名付けられています。
見学されたい方は⇒関電トンネル 破砕帯見学ツアー<公募抽選制>
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