2012年03月28日
シャガールのステンドグラス(花窗玻璃)
シャガールは生前たくさんのステンドグラスを製作しています。
ユダヤ人のシャガールがどうしてキリスト教の教会のステンドグラスを手がけたのか、不思議です。
フランスのランス大聖堂のステンドグラス

世界一美しいといわれるだけありますね。
推理小説の題材にも取り上げられました。
『花窗玻璃 シャガールの黙示』(はなまどはり シャガールのもくじ)という深水黎一郎による日本の推理小説です。
以下ウィキペディアでの解説。
フランスのランスにあるランス大聖堂を舞台としているが、登場人物の一人が書いたという設定の、作品の大部分を占める作中作は、東海散士や黒岩涙香などの文体を髣髴とさせる、カタカナを一切使わない文体で書かれている。ちなみに花窗玻璃とはステンドグラスのこと。また紋中紋の技法なども使われ、単なる推理小説の枠を越えた、技巧的・文学的にも価値の高い作品である。
あらすじ
フランス・ランス大聖堂から男性が転落死した。地上81.5メートルにある塔は、出入りができない密室状態で、地元の警察は自殺と断定。だが半年後、また大聖堂で死体が発見される。二人の被害者の共通点は、死の直前に大聖堂の軸上祭室を飾る、シャガールの花窗玻璃を見ていたことなのだが……。
以上 興味のある方はぜひお読みください。
フラウミュンスター教会のステンドグラス


アプリコットさんのブログメッスのステンドグラス。よりメッスのサンテチエンヌ大聖堂のステンドグラス
以下ぴよよんさんのブログシャガールのステンドグラスの小さな教会で紹介されていたステンドグラスです。

イギリスのオール・セインツ教会のステンドグラス
小さな村の教会で何故そんな小さな村の教会に、いきなり巨匠のステンドグラスが存在するかと言いますと、村の近郊に住む裕福な一族の娘が、1963年に21歳で二人の仲間と共に海難事故で水死し、その若過ぎる死を悼んだ家族や友達が、彼女のモニュメントを残そうとシャガールに依頼しました。それを芸術家が承諾したという経緯があるのです。
なるほど、意気に感じる画家だったんですね。
イスラエルのハダッサ病院のシナゴーグに イスラエルの12部族を表した マーク シャガール の ステンドグラスがあります。
城壁に囲まれた旧市街に、異なる3つの宗教の聖地が存在する場所エルサレム。そのエルサレムの西に位置するヘブライ大学付属ハダッサ病院。病院関係者と患者の為の祈りの場として建てられたユダヤ教の会堂シナゴーグを美しく包み込む12枚のステンドグラスは一度観てみたいものです。。
茅ヶ崎市議会議員 松島みき子のつれづれ日記のかんこ便りに紹介されています。

エルサレムのハダッサ病院にあるマルク・シャガールのステンドグラス
1959年にハダッサの4人の女性がパリのマルク・シャガールに依頼しました。シャガールは「私に何か出来ないだろうか・・・イスラエルから誰かが来るのを何年も待ち続けていた」と言うので誰もが大変驚いたそうです。
シャガール70歳。パリで2年半かけて作られました。
シャガールはユダヤ民族への贈り物としてこのステンドグラスを無償で製作したそうです。
このステンドグラスのテーマはヤコブの12人の息子達への祝福がテーマです。聖書から霊感を得て製作されています。

東西南北の4方向にそれぞれ3枚ずつステンドグラスが飾られています。描かれているのは、旧約聖書に登場するヤコブの12人の息子たち。ユダヤ人12部族の起源とされる者たち。しかし、何が描かれているのか一目見ただけではよく分からない。ユダヤ教の戒律では神の姿を描くことが禁じられている為、シャガールは聖書の記述から個々のイメージを膨らませ、色彩や鳥・魚といったモチーフを使って12人を表現したという。鮮やかな色彩のうねりはまさに幻想の画家シャガールの世界観そのもの。1枚ごとに異なる色彩と個性が与えられ、見る者を光のイリュージョンへと誘います。
ニースのシャガール美術館にもステンドグラスがあります。
1973年、マルク・シャガール(1887-1985)の86歳の誕生日にシャガールの晩年の大作が納められている『マルク・シャガール聖書のメッセージ美術館』が開館。シャガール自ら美術館の建設とかかわり、宗教の教義にかかわらず全ての人が共有できる特別な美術館として設立されました。画家存命中に画家個人の名前で設立された初めての国立美術館だそうです。旧約聖書を主題にした絵が中心となっていますが、旧約聖書とユダヤ人の過酷な歴史を描きながら暗さが感じられないのは、絵の色彩と、シャガールの童話的な雰囲気の画風と、ニースの明るい光のせいか。
フランスの旅 2 「シャガール美術館」
http://youtu.be/w-QewuE0XCs
tamaken360730 さんがアップロード
シャガールの芸術で旧約聖書の世界を学べます。
ユダヤ教は旧約聖書を原点にしています。
ユダヤ人のシャガールがどうしてキリスト教の教会のステンドグラスを手がけたのか、不思議です。
フランスのランス大聖堂のステンドグラス

世界一美しいといわれるだけありますね。
推理小説の題材にも取り上げられました。
『花窗玻璃 シャガールの黙示』(はなまどはり シャガールのもくじ)という深水黎一郎による日本の推理小説です。
以下ウィキペディアでの解説。
フランスのランスにあるランス大聖堂を舞台としているが、登場人物の一人が書いたという設定の、作品の大部分を占める作中作は、東海散士や黒岩涙香などの文体を髣髴とさせる、カタカナを一切使わない文体で書かれている。ちなみに花窗玻璃とはステンドグラスのこと。また紋中紋の技法なども使われ、単なる推理小説の枠を越えた、技巧的・文学的にも価値の高い作品である。
あらすじ
フランス・ランス大聖堂から男性が転落死した。地上81.5メートルにある塔は、出入りができない密室状態で、地元の警察は自殺と断定。だが半年後、また大聖堂で死体が発見される。二人の被害者の共通点は、死の直前に大聖堂の軸上祭室を飾る、シャガールの花窗玻璃を見ていたことなのだが……。
以上 興味のある方はぜひお読みください。
フラウミュンスター教会のステンドグラス

アプリコットさんのブログメッスのステンドグラス。よりメッスのサンテチエンヌ大聖堂のステンドグラス
以下ぴよよんさんのブログシャガールのステンドグラスの小さな教会で紹介されていたステンドグラスです。

イギリスのオール・セインツ教会のステンドグラス
小さな村の教会で何故そんな小さな村の教会に、いきなり巨匠のステンドグラスが存在するかと言いますと、村の近郊に住む裕福な一族の娘が、1963年に21歳で二人の仲間と共に海難事故で水死し、その若過ぎる死を悼んだ家族や友達が、彼女のモニュメントを残そうとシャガールに依頼しました。それを芸術家が承諾したという経緯があるのです。
なるほど、意気に感じる画家だったんですね。
イスラエルのハダッサ病院のシナゴーグに イスラエルの12部族を表した マーク シャガール の ステンドグラスがあります。
城壁に囲まれた旧市街に、異なる3つの宗教の聖地が存在する場所エルサレム。そのエルサレムの西に位置するヘブライ大学付属ハダッサ病院。病院関係者と患者の為の祈りの場として建てられたユダヤ教の会堂シナゴーグを美しく包み込む12枚のステンドグラスは一度観てみたいものです。。
茅ヶ崎市議会議員 松島みき子のつれづれ日記のかんこ便りに紹介されています。

エルサレムのハダッサ病院にあるマルク・シャガールのステンドグラス
1959年にハダッサの4人の女性がパリのマルク・シャガールに依頼しました。シャガールは「私に何か出来ないだろうか・・・イスラエルから誰かが来るのを何年も待ち続けていた」と言うので誰もが大変驚いたそうです。
シャガール70歳。パリで2年半かけて作られました。
シャガールはユダヤ民族への贈り物としてこのステンドグラスを無償で製作したそうです。
このステンドグラスのテーマはヤコブの12人の息子達への祝福がテーマです。聖書から霊感を得て製作されています。

東西南北の4方向にそれぞれ3枚ずつステンドグラスが飾られています。描かれているのは、旧約聖書に登場するヤコブの12人の息子たち。ユダヤ人12部族の起源とされる者たち。しかし、何が描かれているのか一目見ただけではよく分からない。ユダヤ教の戒律では神の姿を描くことが禁じられている為、シャガールは聖書の記述から個々のイメージを膨らませ、色彩や鳥・魚といったモチーフを使って12人を表現したという。鮮やかな色彩のうねりはまさに幻想の画家シャガールの世界観そのもの。1枚ごとに異なる色彩と個性が与えられ、見る者を光のイリュージョンへと誘います。
ニースのシャガール美術館にもステンドグラスがあります。
1973年、マルク・シャガール(1887-1985)の86歳の誕生日にシャガールの晩年の大作が納められている『マルク・シャガール聖書のメッセージ美術館』が開館。シャガール自ら美術館の建設とかかわり、宗教の教義にかかわらず全ての人が共有できる特別な美術館として設立されました。画家存命中に画家個人の名前で設立された初めての国立美術館だそうです。旧約聖書を主題にした絵が中心となっていますが、旧約聖書とユダヤ人の過酷な歴史を描きながら暗さが感じられないのは、絵の色彩と、シャガールの童話的な雰囲気の画風と、ニースの明るい光のせいか。
フランスの旅 2 「シャガール美術館」
http://youtu.be/w-QewuE0XCs
tamaken360730 さんがアップロード
シャガールの芸術で旧約聖書の世界を学べます。
ユダヤ教は旧約聖書を原点にしています。
Posted by ひろかず at 23:58│Comments(2)
│芸術・エンターテイメント
この記事へのコメント
美しいですね。
コメントありがとうございました。
コメントありがとうございました。
Posted by 松島 みき子 at 2012年03月29日 21:20
松島様
こちらこそありがとうございました。
なかなかいけない国、貴重ですね。
こちらこそありがとうございました。
なかなかいけない国、貴重ですね。
Posted by ひろかず at 2012年03月31日 21:38