2010年02月28日
浅田真央 キム・ヨナ 「史上最高」の闘い
NHKスペシャル 浅田真央 キムヨナ 「史上最高」の闘い は、見ごたえがありいい番組でした。
14歳からの宿命ライバルの対決がよく描かれていて、どちらの陣営も、
まるで戦争でも準備するかのごとく、互いに相手を意識した周到な準備をしていた。
技術では浅田真央に勝てないと割り切ったヨナは、自分の出来る演技で完璧に仕上げることに挑戦した。
そして、完全燃焼した瞬間。
ショートプログラムの「仮面舞踏会」は、他国の選手が色々な衣装を着て集まる五輪の舞台をイメージした。
フリー(ラフマニノフの前奏曲「鐘」)のテーマは「乗り越える」。
重圧や恐れ、休みたいという気持ち、すべてを乗り越えていく姿を表現していく。重厚なテーマのプログラムである。
前半、トリプルアクセルを2回成功し、感情を搾り出す演技で、観客を魅了した真央。
ほんの一瞬の迷い、このジャンプで9点もらえると、点数に頭が行ってしまい、バランスを崩したという。
コーチのタチアナ・タラソワ。
フリーのプログラムについて、昨年不調に苦しむ真央に「本当にこのプログラムでいいのか」と意志を確認したという。
真央は、パーフェクトに滑れるまで、あきらめないと答えたそうだ。
番組の中では触れていないが、2009年6月30日 読売新聞での取材(モスクワで、宮崎薫)で、タラソワは、「恋をしなさい」という助言をしたそうだ。「恋は力を与えてくれる。恋をすることで、より高い所に上っていける羽がつく」と。
恋をしなさいと言われて、すぐに出来るものではないと思うが、、、、「恋の相手は人じゃなくても、スケートでもいい」とも。
いいコーチ、そして、、、
いいライバルがいて、二人とも幸せでしたね。
この戦いは、いつまで続くのでしょう。
Posted by ひろかず at 12:00│Comments(0)
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